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ものづくり現場レポート

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枚岡合金工具 株式会社

型破りな職人の歩く道

同社がつくる金型は繰り返し使える耐久性と、製品の精度を一定にする精密性を備えた製品で、自動車メーカーにも納品しています。社内で取り組む3S活動(整理・整頓・清掃)が有名で、注目度の高さは海外からも見学者が訪れるほど。社員の教育支援も整う同社で、若手を教える先輩と、『自分の能力を高めていける』と信じて入社した若手職人の話から、金型職人の魅力に迫ります。

枚岡合金工具 株式会社
大阪市生野区巽中2-7-22
従業員数25名
URL: http://www.sg-loy.co.jp/

金型職人 地頭所 (じとうしょ) 明さん (21歳)

技術と僕の成長記録

金型職人 地頭所 (じとうしょ) 明さん (21歳)

地頭所さんにとって枚岡合金工具は『初めての職場』。企業説明会でのイメージと、家から近いという理由で始めた今の仕事ですが、地頭所さんにとってこの職場はやりがいを感じられる場所でした。生活を充実させながら、これからの人生を支える目標を見つけたようです。

入社動機は単純明快

地頭所 (じとうしょ) 明さん

金型製造とは一般的に馴染みのない言葉ですが、どういったものをつくっているのか教えてください。
「金型とは、製品をつくる『型』のことです。例えばボルトやナットを製造している企業では、ボルトの型がなければつくれない。ここでは金属性の型をつくっています」
地頭所さんは働き始めて4年目ということですが、どういった作業をしているんですか。
「枚岡合金工具では基本的に超硬合金とダイス鋼をマウント(合体)させた金型をつくっています。僕は超硬合金とダイス鋼を削って外径を整え、ダイス鋼に穴を開ける工程を担当しています」
高校を卒業してから枚岡合金工具で働き始めたそうですが、求職活動はものづくりの職を中心に探していたんでしょうか。
「デスクワークは自分に向かないと考えていたので、体を動かす職を探していたところ枚岡合金工具に出会ったんです。職人は体を動かす仕事だったし、何よりも社員を大事にする社風に惹かれました。社内の教育体制も整っていたので、ここなら自分の力を伸ばしたりできるんじゃないかと考え、入社しました」

ものづくりに思わず笑顔

ものづくりに思わず笑顔

実際に仕事をしてみて、職人を選んだことに後悔はありませんでしたか。
「入社当初はできないことが多くて、辞めたいと思ったこともありましたね。でも、辞めたところで他に何がしたいわけでもなかったから、続けてみようと思ったんです。今は任せてもらえる仕事が増えて、自分で考えて動けるようになったので辞めたいなんて思わないですけれど」
仕事を始めてから金型職人のやりがいを見つけることができた、ということでしょうか。
「自分が携わった製品がお客様の手に渡ったときに、じわーっと嬉しさが込み上げてきたんですよ。初めは失敗ばかりで、製品をボツにしてしまったこともあったので、自分の成長も感じられた。そういうところにやりがいを感じるんじゃないでしょうか。まだ僕にはできない仕事を覚えたい、という日々の目標もありますしね」

万能な金型職人になりたい

仕事に対する充実感以外に、働き始めて得たものはありますか。
「それは、やはり責任感ですね。受け入れた部品を僕が最初に加工しているので、いい加減な仕事はできない。あとは、会社で取り組んでいる3S活動のおかげで、家の整理も前よりはできるように…考えると結構ありますね。仕事で落ち込んだときには友人と飲みに出かけるなど、ストレスも上手く発散できるようになりました」
今後の地頭所さんの未来予想図を教えてください。
「いつか営業もできる職人になりたいんです。職人だからこそお客様の要望に応えられることもあるだろうし、新しい製品をつくりながら提案できるようになりたいんです」
この先も職人でいることの決意表明ですね。そんな夢を教えてくれたものづくりとは地頭所さんにとってどんな仕事でしょうか。
「単調な作業もあるけれど、諦めずに続けていくことで自分の可能性を広げてくれる仕事ですね。我慢強い人が向いている仕事じゃないでしょうか」